おばあちゃん(1)

母がいなくなってからは、父と祖母(父の母)の3人で暮らしていた。

もちろん父は働いていたので、掃除、洗濯、食事の支度など家事はほとんど祖母がやっていたし、幼稚園に迎えに来てくれるのも祖母だった。
なので、私は何かあると「おばあちゃん!」と祖母に話を聞いてもらったりしていた、おばあちゃんっ子でもあった。
(以降「祖母」を「おばあちゃん」と表記。)

おばあちゃんは大正生まれの人で、家にいるときも出かけるときも、長い白髪を後ろでひとつにまとめ、和服を着ていることが多かった。
家事をするときには割烹着を着ていて、「おばあちゃん=割烹着」なんてイメージもある。
歳のわりには(大正生まれにしては)背が高く、背筋も曲がっていなかったので白髪でなかったらかなり若く見えたと思う。
(当時の女性にしては珍しいのかな?)大学も出ていて頭もよかった。
もちろん優しいし(叱るときはもちろん叱る)、友達が遊びに来たときも折り紙を教えてくれたり、あやとりを教えてくれたり、一緒に庭で遊んでくれたりと、自慢のおばあちゃんだった。

いつも幼い私の側にはおばあちゃんがいてくれた。だから母がいなくても寂しくなかった・・・と言ったらウソになるかもしれないが、母親がいないことに関して、あまり気にしていなかったような気がする。


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update 2007年05月22日 16時25分 | ■幼少期■


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