マンション

昔は、今よりご近所づきあいが盛んで、特にファミリー向けのマンションともなれば、子供通しのつきあいなどもあり、マンションのほとんどが顔見知りという状態だった。

私が引っ越したマンションは、それほど大きなマンションではなく、世帯数が少なかったので、マンションに住んでる人は全員知っていた。
小学生の子供がいる家庭もけっこうあったので、集団登校というのもあり、家族ぐるみで仲がよかったりもした。

もともと、戸建ての家に住んでいたときは、家におばあちゃんがいたし、いまみたいに物騒な世の中ではなかったので、誰もいなくても家には入れたりしたので、私は鍵を持って出かけたことがなかった。
マンションに住むようになり、父も仕事でいなかったりするので、鍵を持ち歩くようになった。
・・・のだが、最初のうちは鍵を持って出ることを忘れることが多かった。
学校から帰ってくると、家には誰もいなくて、鍵もなくて家には入れない・・・ということがたまにあった。
そんなとき、隣の家で父が帰ってくるまで時間をつぶしたり・・・なんてこともあった。
逆に、隣近所の子が、鍵を忘れて家には入れないときには、うちで一緒に遊んだりしていた。

小学生の女の子がいる家庭が多かったせいか、家にピアノがあるというところも多かった。
私の家の両隣、上の部屋、下の部屋にピアノがあり、いつもどこかでピアノが鳴っている状態だった。
近所づきあいが希薄になってきている昨今では、ピアノの音とかで苦情が出たりもするんだろうけど、あの頃は、ピアノの音や、子供の声、子供が走り回る音なんて当たり前だったように思う。
マンション内で子供たちが遊んでいるというのも普通だった。私も、友達とマンション内でかくれんぼしたりしていた。今思えば、走り回る音、声がマンション中に響き渡って迷惑きわまりないな・・・なんておもうのだが、あの頃はそれが許された。

引っ越し作業なんかは大変だったように思うが、子供は環境にすぐ順応する生き物なので、近所とも仲良くできるし、何事もなかったかのようにマンション生活が始まったのだった。


update 2008年11月21日 14時57分 | ■小・中学生時代■


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。